2010年08月04日
釣りに必要なノット特集
フライフィッシングに最低限必要な糸の結び方(ノット)をご紹介いたします。
フライフィッシングのラインシステムには、それぞれに適した結び(ノット)があります。
【タックルの選び方と種類】でもご紹介した図をもう一度ご紹介させていただきます。

フライフィッシングのラインシステムには、それぞれに適した結び(ノット)があります。
【タックルの選び方と種類】でもご紹介した図をもう一度ご紹介させていただきます。


まずは①のフライリールの部分で必要な結びです。
フライリールには当然フライラインが巻いてあります。フライラインをフライリールに巻く際には基本的に下糸としてバッキングラインと呼ばれるラインを巻きます。
これは大物をかけた時にフライラインだけでは長さが足りない部分を補うという要素がございますが日本の特に本州の渓流でフライをする程度なら必要ないかもしれません。しかしながら、フライリールの構造上下糸としてバッキングラインを巻いておかないとリールがスカスカになってしまいます。
まずご紹介するのが、バッキングラインとフライリールとを結ぶノット【アーバーノット】です。

このフライリールとバッキングラインを結び時にはアーバーノットがよく使われます。簡単で強度もあり、重宝するノットです。
しかし、結び目が大きくなるのが気になるのでしたら、ユニノットと呼ばれる釣りに一般的に使用されているノットをしようするのも良いでしょう。
そして、今度はフライラインとバッキングラインの結ぶノット【オルブライトノット】です。

このフライラインとバッキングラインという異なる太さのラインを結ぶ時に適しノットが【オルブライトノット】です。後で紹介する【ネイルノット】でも代用は可能ですが、こちらの結びの方が一般的です。
続いて②の部分のフライラインとリーダーを結ぶ時に使用するノット【ネイルノット】をご紹介いたします。
こちらは、コネクターと呼ばれる道具を使うのが一番簡単ではある物のかさばりますし、多少の自重があるためフライキャスティングの妨げになる事も多い事も事実です。
またフライラインに直接輪を付ける【ブレイデッドループ】を使用する事もできます。しかしこちらもガイドにひっかかりやすいという難点もありおすすめはできません。
手軽さを尊重するのであればコネクターやブレイデッドループを使用する事も良いとは思いますが、私はきちんとネイルノットで結ぶ事をおすすめいたします。

図にもあるのですが、こちらの結びには中空パイプが必要になります。
私の場合初めのうちは100円ショップで売っている細めのストローを使用しやすい長さで切ってもちあるいていました。またはボールペンのインクがなくなった芯等を切って使用するのも良いでしょう。
現在の私は市販されているネイルノット専用の器具を使用していますが、専用というだけあって使いやすくて重宝しております。
次ぎは③の部分です。
この部分は重要です。このリーダーとティペットを結ぶ部分に手を抜くと合わせ切れ等の原因になりやすく注意が必要です。
この部分に使用されるノットはブラッドノットかサージョンズノットと呼ばれる結び方になるのですが、私が良く使用するノットはブラッドノットです。いわゆる電車結びと良く呼ばれている結び方です。

図では片方のラインはすでに結んである状態になってますが、左右をおなじ結び方で結んで行きます。
最後は④の部分です。
フライとティペットを結び際に使用されるノットは多くありますが、一番らくなのは【クリンチノット】でしょう。私もクリンチノットで通す事が多いです。
しかしながら、ユニノットやタールノットと呼ばれる結び方もありますので、ご自身が一番結びやすいもしくは信頼しているノットで結ぶのが良いかと思われます。
このようにフライフィッシングに使用する結び(ノット)方は多種多様ございます、初めの内は覚えるのが大変かもしれませんが、一度覚えてしまえば簡単に忘れる事ではないと思いますので、まずは練習あるのみです。
詳しい結び方を紹介できていないノットに関しましては詳しい結び方が載っている専門本がございますのでそちらでご確認ください。
また、今回ご紹介いたしましたノットもわかりづらい部分もございましたと思いますがご了承いただけると幸いです。
フライセットはこちら
フライロッドはこちら
フライリールはこちら
フライベストはこちら
ウェーダー・ウェーディングシューズはこちら
フロータントはこちら
完成フライはこちら
フライタイイング道具はこちら
フライラインはこちら
リーダー・ティペットはこちら
Posted by Tarosan at 13:16
│フライ用品