フライフィッシング入門講座
まずフライフィッシングの仕組みについて少し話をしようと思います。
フライフィッシングは、イギリスを発祥とし、16世紀頃にはすでにフライパターンが考案されていたというほど古くからある釣法の一つで、簡単に言ってしまえば、虫に似せた毛針で魚をだます方法です。
しかし、ルアーなどの釣り方とは違ってあまりにも似せすぎているが故に少しでも本物の虫と違うだけに魚に見切られてしまう難しい釣り方でもあります。
小さくて軽い毛針を魚のいる場所まで投げて釣りをするが、浮きや重りを通常は使用しない為、太くて重いフライラインを使用して毛針をアプローチしていきます。
また、それをするにはキャスティング技術も要求されのです。
上記の様に繊細なフライフィッシングをする上ではまずフライラインなどの用具の役割とラインシステムを理解しておくことが先決となります。
上記イラストにあるように、フライフィッシングに必要な主な道具は、フライロッド、フライリール、フライライン、リーダー、ティペット、そしてフライなどです。
これらを総称してフライタックルと言います。フライロッド、フライリール以外は消耗品ですので、まずはフライロッドとフライリール、それにフライラインを購入するべきでしょう。
そしてこのフライロッド、フライリール、フライラインは貴方がどのような川で、湖でどのような魚を釣りたいのかといった用途によって組み合わせがあります。
まず貴方が行きやすい川、湖を思い浮かべてください。
その川の幅はどれくらいでしょうか?
道路の歩道くらいの川幅しかない小渓流なのか、はたまた車道くらいの幅がある中規模渓流でしょうか?
その川にいる渓魚は山女?天魚?岩魚?虹鱒?
等の条件によって異なります大きく異なります。
以下の様な分類の仕方が全て当てはまるとは限りませんがある程度の目安として紹介いたします。
1・小渓流でのタックルセッティングの例
①フライロッド=2番〜3番で6ft〜8ft前後。
②フライリール=フライロッドに合わせた番手で高性能なドラグ機能は必要ない。
③フライライン=フローティングラインのDT2番〜DT3番
フライロッドの番手等は貴方の好みでかまわないでしょう。しかし案外重要なのがフライロッドの長さです。日本の渓流は谷を流れている事が多く川のすぐ近くまで樹木が多い茂っています。
例えば川幅が比較的広い渓流であっても木が被さっている場所でのフライキャスティングは非常に難しく困難です。
こういった場所ではフライロッドは短い方が有利です。
逆に川幅に関係なく頭上が開けている川(関東で言うと桂川の本流等)では、遠くへフライを運ぶ事が出来る9f以上のロッドが有利になりフライラインもDTラインと呼ばれる形状よりもWFタイプのラインが有効となります。
このように渓流のタイプによりフライタックルのセッティングを変える必要があるのです。
しかしながら、初めのタックル購入でそこまで細かく言及してしまうと困ってしまうと思います、もし釣具屋さんでタックルを購入するなら店員さんに自分が行きたい渓流の説明をして教えてもらうのが一番の近道でしょう。
もし、釣具屋に行く暇がない、もしくは通販で購入して休みの日は釣りに行きたいというのであれば、フライロッドは3番の8ft以下。
フライリールは小さめの2〜3番。
フライラインはDT3番。
というのが良いでしょう。各社から売り出されているフライ用品が一式揃うのセット物を購入するのも手かもしれません。
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